書いておやりよドルバッキー

ただの人間です。

神社参拝の仕方2021

 

【ラジオ怪談】北野誠のズバリお盆特別企画怪談てんこもり2021

毎年とっても楽しみにしている北野さんの怪談ラジオ、これを聴いて思い出したので、2019年12月頃noteに書いた記事を引っ越しさせてきました。

御神木に安易に触れてはいけません…!!

詳しい話をすると、触れていいものとダメなものがあるそうですが、判断ができない場合はやめておきましょう。そもそも何千年と守られてきた大樹などは、傷んでしまうと取り返しがつかないので触らないのがベターです。

今回の田中さんの話のように小銭をねじ込むだけでなく、「パワーをもらえそうだから」というような理由で御神木に抱き着いたり、手を触れさせたりするのも基本的には避けた方がいいです。

大きくてご利益がありそうな御神木を見つけても、その場で手を合わせて祈るようにしましょう。

 

これを読んでいただき、皆さんの神社参拝に対する考えの改善になれば良いなと思います。

バチ当たってほしくないですからね!

 

※この記事は2019年12月頃に描いた記事の復元になります。

 

こんばんは。

皆さん、そろそろ「初詣」に向けて、正しい神社参拝の仕方を知りたくはありませんか。

神道新興宗教の元信者の私が習った事なので、多少他の方と違いがあるかもしれませんが、私の持てる知識を詰め込みましたので興味があれば読んでみてください。

不安な方は「神社庁」のHPを見てください。多分同じようなことが全部書いているはずです…。

 

f:id:mamadakkoshite:20210902131349j:plain



神社参拝の作法


綺麗な服装で行く
新品である必要はありませんが、できるだけ清潔にし、みすぼらしい格好は避けましょう。着物などの正装はさらによいでしょう。

 

祭神の名前を知っておく
参拝をする前に、行きたい神社の祭神(祀られている神様)の名前を調べておきましょう。同時に、自分の願い事に合った神社かどうかも調べることができますね。

※稲荷神社だからといって祀られているのが「お狐様」というわけではありません。また、石切劔神社だからといって祭神が「石切丸様」というわけでもありません。石切丸はあくまで神社に奉納されているものです。
最近は神社のHPに祭神が記載されています。
神社はその歴史が長ければ長いほど霊験あらたかとされています。しっかり調べて、より強力なパワースポットを目指しましょう。

また、神社というものは偉大な神様を奉るために作られたものばかりというわけではなく、荒ぶる神や人などを鎮めるために作られたものも多くあります。そこで契約を結んでしまうのは、お門違いどころか惨事につながる「かもしれない」ので、下調べはそう言った面でもかなり重要です。

 

鳥居の前でも一礼
「今から神聖な場所に入らせていただく」という、畏れ多い気持ちも多少持ちつつ、その場所に来させていただいたことに感謝し、有り難い気持ちで参拝させていただきましょう。神様には失礼のないように参拝するのが大切です。願い事も叶いやすくなるかもしれません。

 

参道の中央を歩かない
参道の中央は神様が歩かれる道(正中)です。そして、基本的に左側通行です。しかし神社や御社(おやしろ)によって進行方向が変わるところもあるので、調べてから参るのがいいでしょう。

 

手水舎(ちょうずや)で手を洗う
手水舎は身を清める場所です。たまった穢れを流し、できるだけ綺麗な状態で御神前へ参りましょう。
これも、神社のHPに方法が載ってる場合はそちらを見て実行する方が良いですが、大体は以下の方法で大丈夫です。
○右手で柄杓を持ち、水をすくい、左手に水をかける。
○柄杓を左手に持ち替え、水をすくい、右手にかける。
○左手のひらに水を受け、その水を口に含み、すすぎます。(柄杓に直接口をつけてはいけません)
○口をすすぎ終えたら、もう一度左手に水をかけます。
○最後に水を入れた柄杓を立て、柄に水を流してから柄杓置きに置きます。(柄杓を洗うためです)
初詣の時期は特に水が冷たいですが、欠かせないものです。頑張りましょう。

 

まずはご挨拶
おみくじより先に、まずはご挨拶。参道の左側を通り、御神前まで参りましょう。

 

二礼二拍手一礼
○御神前まできたら、まずは二礼(2回のお辞儀)をします。
○そのあと二拍手(2回大きく拍手)します。
○そして胸の前で両手を合わせ、心を込めて祈ります。
○祈り終わりましたら、賽銭を入れ、再び深く一礼をし、おわりです。

 

お祈りの仕方をもっと詳しく
まずは名前を名乗りましょう。
例:○○県○○市○○区○○1-1-1に住んでおります。名前を○山○子と申します。○○年○月○日 亥年生まれ(干支も言います)の○○歳です。○○の仕事をしております。(○○という学校に通っております。)
○○○○様(祭神の御名前)、どうか今から願いますことをお聞きいただければ幸いです。

という具合に、自己紹介をきちんとしましょう。
神様もどこの誰だか知らない奴のお願いは叶えてあげられません。神様の名前もしっかり覚えておきましょう。
また、歴史が長く大きな神社には複数の祭神様がおられますが、全柱の名前を覚え、名を呼ぶのがより良い参拝の仕方です。お願いを叶えてもらいやすくするためにも、しっかり礼儀を持って参拝しましょう。

※参拝する時は、自分の年齢を「数え年」で伝えましょう。生まれた年を一歳として、新年のたびに一歳を加えて数える年齢の事です。出来ればでいいので、自分の数え年も調べてから参拝しましょう。

 

「〜〜ますように!」ではなく、断言する
お願いとは言わば神様との契約です。願いを叶えてください!と言うだけでは、あまり効果が得られないでしょう。できるだけ具体的に何を頑張り、何を成し遂げたいのかを話しましょう。
NG🙅‍♀️「宝くじ7億当たりますよーに!」
OK🙆‍♀️「私は宝くじを当てるため、毎週10口買う努力をいたします。そのために今の仕事にも真面目に取り組みます。必ず一等を当てたいので、どうかお力添えをお願い申し上げます。聞いていただきありがとうございました。」

※例に宝くじを出しましたが、ギャンブルなどの願い事は基本的に「穢れ」が大きい願いなので避けましょう。お金を稼ぐなら、それを達成するための努力のお力添えをしてもらいましょう。「勉強がんばります!絶対受かります!応援してください!」でもいいので、とにかく目標を達成するという宣言をしましょう。神様もやる気を感じる人には優しくしてくださるかもしれません。

当たり前ですが「掛けまくも畏き伊邪那岐大神〜恐み恐みも白す〜」とか言わなくても現代語で大丈夫です。

 

賽銭を投げない!
小銭がガチャガチャと音を立てるほどなげやりに放り込んでいる方をよく見かけますが、大変失礼な行為なのでやめましょう。
神社によっては特殊な方法(小銭を投げて鳥居の上に小銭をのせるなど…)がありますが、普通の賽銭箱であればきちんと前まで行き、そっと手前の方から小銭を落としましょう。遠くて入れられない!という場合も、丁寧な仕草を心がけて投げ入れましょう。

 

賽銭の金額について
よく言われる5円(御縁がある)50円(穴が開いていて見通しが良い)などの硬貨も駄目ではありませんが…これらの言い伝えは最近できたものであり、あまり良い選択とは言えません。
一番良いのは新札(ピン札)です。
何故なら「紙は願いが乗りやすく、硬貨は願いが乗りにくい」とされているからです。
「そんな大金ムリ」と思われる方もいるとは思いますが、大切なのは気持ちです。その願いをどうしても叶えたい!今の状況を必ず良くしたい!と願う方なら、少しくらいは痛い金額を出す方が効果的です。お金持ちの方が何の痛手もない1万円を出すのと、学生や低賃金派遣OLが痛い思いをして千円だすのと、どちらが願いを聞き入れてもらいやすいかといえば、おそらく後者でしょう。それだけ必死だと伝わるからです。
絶対叶えたい人なら5円では無駄です。お礼に来た場合も、ケチらずに同額かそれ以上を出しましょう。次からの願い事に繋がるからです。
しかし、敷地内に複数の賽銭箱がある場合は一つの場所に入れるだけで結構です。最終的に一つの場所にまとめられるからです。

※更に一番良いのは、封筒にお札を入れて社事務所にお納めすることです。その場合は、お祈りする位置も賽銭箱の近くである必要はありません。
絶対叶えたい方なら、そうするのがいいでしょう。

 

・願い事が叶ったら…
また同じ神社へ、お礼をしに参りましょう。
先ほども書きましたが、神社でのお願い事は、神様との契約です。この時も必ず名前を名乗りましょう。
特に低級の(というと大変失礼ですが)神様については、お礼をしなければ祟られることもあるのが、神道の世界です。

また、旅行先など自分の自宅から遠くの場所ある神社でのお願い事も気をつけなければなりません。そう頻繁に行けない場所は、どうしてもお礼に参るのも億劫になってしまいますので、遠出をした場合は挨拶程度に留めておくのが良いでしょう。


何にせよ、感謝の気持ちをわすれてはいけませんね。

 

最後に
おみくじを引いたり、お守りを買ったりした後、鳥居を抜けた後もまた「ありがとうございました」「失礼いたしました」という気持ちで、一礼してから去りましょう。
しっかり作法を守ることにより、自分の気も引き締まります。年に一度の初詣くらいは丁寧に参拝しましょう。さらに神力の効果が期待できるかもしれませんね。
それに、他宗教、無宗教に関わらず、誰でも参拝できるのが神社仏閣、神道の世界、日本の神様の御心の広さです。敬いを持って望めば、誰でも願いに行けます。みなさんにもよい神様との縁ができることを願っています。

 

 

 

追記です!(2021/09/02)

この記事を書いたあとに…

【ラジオ怪談】北野誠のズバリお盆特別企画怪談てんこもり(2021年8月11日)放送分

にて、北野誠さんと、吉田悠軌さんが神社参拝の在り方について、とても重要なお話をされていました。

詳しい内容は省きますが、私もこの御二方の意見に概ね賛成です。かと言って、神社についてしっかり下調べし、ルールさえ守れば過度に怖がる必要もないと思いますので、ぜひこのブログを参考にしてください。

 


書いた人:くちなし